先進的な CI サービスである wercker では、 CLI が提供されています。これを使うと、 wercker でのビルドプロセスをローカルで再現できたり、 ビルド済みのコンテナを pull してきて、中の状態を確認できたりします。 OS X 用と Linux 用が提供されており、 OS X の場合には、以下のコマンドで一発です。
1 | $ curl -L https://s3.amazonaws.com/downloads.wercker.com/cli/stable/darwin_amd64/wercker -o /usr/local/bin/wercker |
この wercker
コマンドを使ってコンテナイメージを pull してくるには、あらかじめ wercker login
で wercker のアカウントでログインしておく必要があります。そうでないと、以下のようなメッセージが表示されてしまいます。
1 | $ wercker pull skatsuta/aerospike-sample --branch master --load |
ところが僕は GitHub のアカウントを使っており、このログイン情報では次のように認証が通りません。
1 | $ wercker login |
どうなってるのかと思い wercker/wercker-cli リポジトリの issues を見てみると、以下のような issue が挙げられていました。
- Issue #15: wercker login ends with “A valid token is required!”
- Issue #16: Login with Github account?
案の定 GitHub アカウントでのログインには未対応のようです。しかしながら、 Issue #15 の @captn3m0 のコメントに興味深いことが書かれていました。
Alternatively, you can add instructions to directly generate a token and putting it in the ~/.werkcer/token file
なんと、トークンファイルを置いておけばいけると!?
ということで、早速試してみました。
wercker のアカウントページの右上のアイコンから Settings > Personal tokens をたどり、 wercker-cli
という名前でトークンを生成し、コピーします。そしてそれを ~/.wercker/token
ファイルに貼り付けて保存します。
さて、もう一度 pull してみましょう。
1 | $ wercker pull skatsuta/aerospike-sample --branch master --load |
本当に成功しました! これで wercker CLI を活用できますね。